中小企業販路拡大

発見!小さな巨人たち#1〜酒屋の宇山〜

お酒がつなぐ、人と人

なぜ人は集まってお酒を飲むのか、その目的は何なのか。単に「お酒を飲みたいから」だろうか。
きっとそうではなく、そこにあるのは、人とのつながり、人々の笑顔、そして、新しい価値観や知見との出会いであろう。
そのような人々のつながりを何よりも大切にしているのが、島根県東部にある有限会社酒屋の宇山である。
今回私たちは、代表取締役社長である宇山浩平様にお話を伺った。

企業理念の誕生秘話

まず、当該企業を語るうえで、企業理念「”ほっと”な縁結びのそばに」を欠くことはできない。
この理念は、従業員との面談で、企業理念に対する考えの齟齬があることから生まれた。

宇山様は、”酒屋の宇山”を”単なる酒屋”と認識していた従業員のために2日間の研修を行い、
「どこを目指しているのか」「何を大事にすべきか」「どういう思いでやるか」を徹底的に深掘った。
そして、研修の中で従業員に、内発的な動機を持ってもらうこと、自分たちの目指す像を明確にしてもらうことを目的とした。

その研修の結果生まれたのが、「”ほっと”な縁結びのそばに」という企業理念であった。

宇山様は、この理念を事業の道しるべとしており、ぬかりのないお酒の選定・販売も、日々の怠らないSNS更新も、
すべてこの理念に対する思いが原動力となっている。

「準備と段取りがすべて」

宇山様は、お酒の提案・販売、従業員のマネジメント、SNSの更新など、日々の多忙な業務の中、Big Advanceのビジネスマッチング機能を有効に活用している。Big Advanceとは別で12のSNSアカウントを毎日更新しているが、その上でビジネスマッチングのニーズ登録・更新も欠かすことはない。

毎朝ニーズを更新することをルーティンとしており、「すでにルーティン化しているため負担ではない」「ニーズを毎日更新することで検索されやすくなる」と、マッチング機能の仕様を完全に理解したうえで最大限に活用し、多くの企業から商談依頼や問い合わせを受け、新たな結び付きを見出しているという。

このように、多方面の業務を効率的にこなすことができるのは、「準備と段取りがすべて」という考えを大事にしているからである。

ただの酒屋ではとどまらない、「有限会社酒屋の宇山」の今後

これまで述べただけでもわかるように、宇山様は事業に対して常に全力で挑んでおり、
既存・新規どちらの事業に対しても新たな挑戦を弛まず続けている。

それは、地元への恩返しとして、松江市のまちづくりを展開したいという大きな思いがあるからである。
これまで支えてくれた家族や地元のお客様に何かを還元したいという思いのもと、
酒屋としてのみではなく、”飲食店のお困りごと解決屋”、”飲食店のSNS運用代行”として、様々な面で飲食店をサポートしている。

そして今後も、事業のシェア拡大と、縁結びの場である飲食店のさらなる発展を目指して、その取り組みは進化し続ける。

■プロフィール
有限会社酒屋の宇山 代表取締役社長
宇山 浩平様

■会社情報
有限会社酒屋の宇山
所在地 〒690-0015 島根県松江市上乃木5-9-23
創立 1970年2月
資本金 3,000,000円
URL https://s-uyama.co.jp/