2024.01.24

人材確保情報発信

中小企業の成功を支えるホームページ

〜優れた人材確保の鍵〜

昨今の人材確保の企業間競争は、ますます激化しており、貴社も人手不足の解消に頭を悩ませてはいませんか?優秀なスタッフを見つけるのも難しくなってきたこのご時世において、ホームページがかなり重要な役割を果たしています。

ホームページは、ただのウェブサイトではありません。それは会社の顔であり、どのような価値を提供しているか、どのような製品やサービスがあるのかを世界に発信する場所。そして、潜在顧客や求めている人材と直接繋がることができる重要なツールなのです。

では、中小企業の経営者の皆さまが、どのようにしてホームページを活用し、会社の魅力を伝えて採用活動を行っているか、そのコツや戦略について一緒に考えてみましょう。

小さな企業でも大きなアピールを

ホームページは企業規模に関わらずその信頼性を伝える強力な手段ですし、特に中小企業にとってはその価値と潜在力は計り知れません。商品やサービスの詳細、会社の歴史、実績、ビジョンやミッションを伝えるための理想的なツールです。

また、採用活動においては企業文化、会社の雰囲気やどんなキャリアが築けるか、実際に働いている人たちの声やプロジェクトの事例を見せることで、とても良い人材を引きつけることも可能になります。

写真やビデオを使って、働く場所の雰囲気を伝えるのもポイントです。ホームページはただの情報発信の場所だけでなく、それを使って会社の魅力をアピールし競争に勝つための大切な戦略ツールなのです。

求職者はここを見ている!

それでは具体的に求職者がどのような情報を見ているか、また企業がどのような情報を発信しているかを見ていきましょう。2017年の中小企業白書の中で「中核人材※1の採用に当たって、中小企業が重点的に伝えた情報と求職者が重視した企業情報」というデータが掲載されております。こちらを見ますと、特に18〜34歳の求職者においては「給与・賞与の水準」の次に「仕事内容・やりがい」を重視していることがわかります。また、企業においてもその2点は重点的に伝えるようにしているようです。

逆に、「沿革・経営理念・社風」、「技術力・サービス力・社会的意義」といった項目については、中小企業が重視するほど求職者側では重視されておらず、ギャップが生じていることがわかります。

※1:中核人材とは
「中核人材」とは、事業上の様々な業務において中核を担う人材、または特殊な資格や専門性の高い就業経験を有する即戦力たる人材」をいう。

情報配信の有効的な手段はこれだ!

それでは求職者は重視している企業情報をどのような手段で取得しているのか見てみましょう。

18〜34歳の求職者に関しては経営者や採用担当者との面接はもちろんですが、「求人広告」「説明会・セミナー」そして「企業のホームページ」の割合が高くなっており、直接的な選考の前段階の手段を重視する傾向が高いと見受けられます。

この傾向が示すのは、若年層の求職者が単に職務内容や給与だけでなく、企業の全体像を理解し、自身のキャリアビジョンや価値観との適合を重視しているということです。直接的な選考の前段階で企業についての包括的な情報を収集することにより、自分に合った企業を見つけ、より意味のある就職活動を行いたいと思っているということです。

企業側にとっては、求職者に対して魅力的な情報を提供し、ブランディングを強化することが、優秀な人材を惹きつける鍵となります。

ターゲット人材へのアプローチ

ホームページを活用することで、自身の会社がどれだけ素晴らしいか、どのような強みがあるかをしっかり伝えましょう。そうすれば、求めているスキルや経験を持った人たちをうまく引き寄せることができます。

ただ上記のデータを踏まえ、どのような年齢層のにアプローチしたいかによって、求人広告だけでなく仕事内容ややりがい、企業の強みや働きやすさに焦点を当てたコンテンツを充実させ、ターゲット人材にアピールすることがポイントです。

終わりに

近年のテクノロジーの進化により、オンラインでの情報アクセスが非常に簡単になりました。また、スマートフォンの普及によりホームページは24時間365日いつでもどこでもアクセス可能な情報源として機能します。
つまり、仕事に追われる中でも求職者は企業情報に容易にアクセスでき、気軽に応募の一歩を踏み出すことができるのです。

また企業においても、伝統的な採用手法に比べホームページを活用した採用活動はコストを抑えつつ広範なアプローチが可能です。求人広告や採用イベントの費用を削減し、その代わりにホームページの品質向上に投資することで、中小企業でも効果的な人材確保が実現できます。

まだ自社のホームページを持っていない企業様や、ホームページはあるけど採用に関するコンテンツがない企業様は、求職者が何を見ているのかを把握してより効果のある情報発信を行ってみましょう。