2024.03.01

販路拡大情報発信

SNSを味方に

〜企業のSNS運用のメリットと落とし穴〜

突然ですが、貴社ではSNSを運用していますか？

「SNS運用なんて、本当に必要なのだろうか？」

と思われている経営者の皆様、この記事を読めばきっとSNS運用の重要性に気づいていただけるはずです。

現代のビジネスにおいて、SNSは欠かせない存在となりつつあり、SNSを活用したマーケティングやコミュニケーションの手段を模索する企業は少なくありません。
しかし、なぜSNSがこれほどまでに重要視されているのでしょうか？実は、SNS運用は単にトレンドに乗るためのものではなく、お客様と直接的につながり、ブランド価値を高め、最終的にはビジネスの成長に不可欠な要素となりえます。

この記事では、企業がSNSを運用するメリットと、SNS運用に潜む注意点について対策を交え、詳しく解説していきます。

なぜSNS運用が重要なのか

近年、SNSは単なるコミュニケーションツールの域を超え、商品や飲食店の検索もSNSを活用する消費者が増えてきました。企業が自らの声を直接的、かつ広範囲に届ける手段となるため、

  • ブランド認知の向上
  • 顧客との関係構築
  • 市場動向の把握

など、多岐にわたるメリットを得ることができます。

SNSを企業が活用するメリット

では、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか？
SNSを企業が活用するメリットを5つご紹介いたします。

  1. 拡散力とブランド認知
    SNSの最大のメリットはその拡散力です。

    • X（旧Twitter）の「リポスト」
    • Facebookの「シェア」
    • Instagramの「シェア」

    各SNSにはこれらのユーザーが気になる投稿を共有する機能があり、ユーザーからユーザーへと共有することで、拡散されていく仕組みになっています。

    企業の投稿が瞬時に拡散され、ブランド認知度の向上、集客、売上向上につながります。この力を利用して、企業は商品やサービスをより多くの人に宣伝し、新しい顧客の獲得につなげることができます。

  2. 簡単な導入と運用
    ホームページやWeb広告の制作･運営といった作業は、一般的に専門的な技術が求められるケースが多く、自社で全てを制作･運営するハードルは決して低いものではありません。一方、SNSは文章や写真、動画などを気軽に発信ができ、情報の検索も簡単にできます。そのため、企業は専門的な技術や高いコストなしに、

    • 店舗のスタッフによる商品の紹介、宣伝
    • 新商品について口コミのリサーチ
    • 競合他社の情報収集

    など、様々な場面でSNSを活用できます。

  3. お客様とのコミュニケーションと効果的なマーケティング
    SNSは情報発信だけが全てではありません。コメント欄やDM(ダイレクトメッセージ)、アンケート機能があり、顧客や消費者と直接的なコミュニケーションが可能です。

    • コメント欄で企業の取り組みに対する生の声をリサーチ
    • DM上でのお問い合わせ対応
    • アンケート機能を使った意見収集

    機能を最大限活用することで、商品開発やマーケティング戦略に効果的に活かすことが可能になります。

  4. 低コストでのプロモーション
    SNSは無料あるいは低予算で利用可能なツールが豊富にあります。導入コストの高いテレビCMや雑誌広告と比べ、低コストでプロモーションを行うことができます。
    例えば、

    • 無料のライブ配信機能
    • 低予算で始められるSNS広告

    などがあります。
    SNS広告も数百円からスタートも可能であり、気軽に広告をSNS内に配信できます。
    予算や人員といった初期コストを抑えることができる為、段階的にマーケティング施策を重ねていくことが可能です。
    まず、無料のサービスから運用しSNSへの理解を深め、

    • SNS運用代行
    • SNS広告
    • SNSキャンペーン
    • インフルエンサーの起用

    など、予算や人員のリソースに合わせて運用が可能な点は大きなメリットと言えるでしょう。

  5. 他のデジタル施策との相乗効果による宣伝効果の最大化
    SNS運用の次なるステップは、他のデジタル施策と掛け合わせることです。
    SNSは、さまざまなデジタル施策と相性が良く、SNSによる宣伝効果を最大化できます。
    例えば、

    • 検索エンジンからの流入を向上させるSEO対策
    • 人気インフルエンサーを起用するインフルエンサーマーケティング

    などの活用により、企業はより多くの人に商品やサービスについての周知が可能です。
    SNSマーケティングでは、インフルエンサーの起用をきっかけに話題性が生まれ、商品やサービスが瞬く間に「バズる(流行る)」ケースも珍しくありません。
    企業はライバル企業との差別化を図り、自社が優位な状況を作り出すことが可能になります。

SNSを企業が活用するデメリット

ここまで読んでいただいた方はSNSがメリットずくめだと感じておられるでしょう。
一方で、導入する上での注意点もあります。
ここからは、SNSを企業が活用する際のデメリットを対策とともに、ご紹介していきます。

  1. 炎上リスク
    不適切な発言や写真によりブランドイメージを損なう恐れがあります。

    • 投稿が意図しない形で汲まれ、誤解を生む可能性がある
    • 商品の不備や不良が、写真付きで拡散される
    • 問い合わせ等の顧客対応での不備を拡散される

    など、炎上のきっかけはあらゆる方面に潜んでいます。
    SNSの性質上、情報が即座に拡散される危険性が高く、企業のイメージダウンにつながる恐れがあります。
    対策として、

    • 発信する情報は正しい情報か、精査する
    • 発信した内容の定期的なチェック
    • SNS運用のマニュアルの共有

    といったことが挙げられます。
    特にSNS運用のマニュアルを企業内で共有し、万が一炎上した際の対応手順や担当者を決めるなどの対策を明確にしておくことは非常に有効な対策です。
    不適切な表現を避けたり、SNS運用を一人の担当者に任せずに第三者が発信をチェックできる体制を整えることで、安心・安全なSNS運用に繋がります。

  2. 効果が出るまでに時間がかかる
    次に、SNS運用の効果が出るまでには、時間と労力がかかるという点が挙げられます。
    SNSは特性上、フォロワー数によって投稿の影響力が変動します。
    フォロワー数が多いほど、より多くのユーザーに拡散されるため、まずはフォロワーを増やすため努力が必要です。SNS運用を開始した時点では、0からフォロワーを増やしていく必要があり、発信の拡散力としてはまだ弱いと言えるでしょう。
    特に、これから企業や商品を打ち出していくといった場合には、拡散力を得るためにフォロワーを増やす為に、質の高い投稿と継続的な発信が求められます。

    • 有益で、質の高い投稿でファン(フォロワー)を増やす
    • 投稿頻度を維持し継続すること

    を心がけるとフォロワーの獲得につながりやすくなります。
    企業や商品によって取るべき対策は変わりますが、期待する効果を素早く得るためには入念な準備や戦略が必要となります。

よく活用されているSNSとその特徴

ここからは、人気のSNSにはどのようなものがあり、それぞれどのような特徴があるのか簡単に紹介していきましょう

  • Instagram
    写真動画などのメディアコンテンツの投稿がメインのSNSです。 テキストよりも写真や動画を重視した投稿することで、ユーザーの注目を集めたり、ブランドイメージを視覚的に定着させることができます。
  • X(旧Twitter)
    ショートテキストによる投稿がメインのSNSです。 短い文章だけで簡単に投稿しやすいため、

    • ユーザーと近い距離感で気軽にコミュニケーションが取れる
    • 情報の拡散が早い

    といった利点があります。

  • Facebook
    原則として実名登録のSNSであるという点が大きな特徴のSNSです。 匿名性が低く、安心感を与えることができる為、公式ホームページとして利用している企業もあります。 その為、より正確で、公式性の高い情報の発信が求められます。
  • LINE
    日本で最も利用者が多く、個人間の連絡やグループ間でのコミュニケーションツール等、広く活用されています。 ユーザー層は幅広い年代で構成されており、LINE公式アカウントを運用することで、 様々なターゲットに対し、情報発信したり、コミュニケーションを取ったりすることができる利点があります。
  • YouTube
    世界で最も人気な動画配信プラットフォームです。 商品の使い方やレビューを動画でわかりやすく解説できる為、実際に手に取らなくても商品の良さをリアルに伝えられるという利点があります。
  • TikTok
    15秒〜30秒ほどの短い動画コンテンツが特徴のSNSです。 音声や音楽に合わせたダンスなど、視覚や聴覚に訴えかける投稿に適しています。 今までは若年層のユーザーが多いイメージでしたが、近年のユーザー年齢層は上昇傾向にあり、今後の更なる市場の拡大が期待されています。

終わりに

今回は、企業がSNSを運用するメリットやデメリットについて紹介していきましたが、いかがだったでしょうか？
SNSの運用は、

  • ブランドの成長と競争力を高めるための重要なツールであること。
  • 戦略的なアプローチによって、ビジネスの成功に大きく貢献できる可能性がある

ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
 

最後に、「実際にSNS運用してみたいけど、SNSの選び方や始め方が分からない！」

という方に向けて、無料オンライン講座をご用意しました。

是非参考にしていただいて、SNSのメリットを最大限に活かせるSNS運用を始めましょう！